歯科医院経営コラム

【終焉期における歯科医院経営】

歯科医師界で多くいわれているように、これから歯科医院の大閉院時代が来ます。大きな理由は、人口ピラミッドに占める割合が最も多い世代の医師たちが、経営する歯科医院から引退する時期を迎えるからです。

後継者がいる場合を除けば、多くは売却を考えることになるでしょう。ただ、この世代は裕福な歯科経営を経験した先生も多く、自院への自己評価と市場価格に差があるケースが散見されます。そこで大体の目安を、以下にご紹介します。

昭和の時代に年間売上が5千万円を超えていたとしても、令和になった現在、カルテが月100枚に達しない場合、病院の価値はおおよそ1千万円前後だと考えられます。それならば医院を無理に売りに出さずに、一定の患者だけを相手にのんびり経営するのも、一つの選択であると言えるでしょう。

一方で歯科機器のリースも終了していないほど新しく、内装も直したばかり、かつカルテも月200枚ほどあるのならば、3、4千万円の値が付くこともあります。そのような歯科医院は閉院期間が長いと顧客が流失してしまい一気に価値が下落するので、早急に売却して売却益を得る選択をすべきでしょう。